キャスト3/4

伊佐山 ひろ子/いさやま・ひろこ

佐々木 薫/ささき・かおる

写真:佐々木 薫/伊佐山 ひろ子

福岡県出身。劇団俳優小劇場付属養成所時代に、日活ロマンポルノ『白い指の戯れ』(72/村川透監督)で主演デビュー、一躍注目を浴びキネマ旬報主演女優賞を受賞。近年の主な出演作は、映画『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』(03/金子文紀監督)、『サヨナラCOLOR』(05/竹中直人監督)、大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」(11/NHK)、「負けて、勝つ~戦後を創った男・吉田茂~」(12/NHK)など。著書「海と川の匂い」(10)は第24回三島由紀夫賞にノミネートされるなど、優れた書き手としても名を馳せている。

コメント:
現場はとても楽しくて、俳優さんたちとの待ち時間も楽しかったし、石井監督とは初めてでしたが、俳優たちがどんな風にやりたいかも聞いてくださるし、楽な気持ちでいさせてくれる監督さんでした。
「言葉」ってどんどん変わっていって、辞書が何十年かかって完成しても、次の人には音として体感した「言葉」が伝わっていくんですよね。「言葉」が人を通じて紡いでいくっていうところを改めて考えさせてくれるのがこの作品の面白さですよね。

八千草 薫/やちぐさ・かおる

松本 千恵/まつもと・ちえ

写真:松本 千恵/八千草 薫

大阪府出身。47年、宝塚歌劇団に入団。『宝塚夫人』(51/小田基義監督)で映画デビュー。その後、市川崑、稲垣浩、豊田四郎、山田洋次、寺山修司ら錚々たる監督と組み、数多くの映画に出演。まさに日本を代表する女優といえる。近年の映画出演作は、『阿修羅のごとく』(03/森田芳光監督)、『しゃべれども しゃべれども』(07/平山秀幸監督)、『ディア・ドクター』(09/西川美和監督)、『ツナグ』(12/平川雄一郎監督)など。

コメント:
千恵は、辞書作り一筋の夫を助けてあげたいという気持ちがあって、彼を長年支える彼女はとてもたくましい女性だと思いました。加藤剛さんとは42年ぶりの共演でしたが、撮影中は胸の中に夫への想いをずっと持ち続けることができました。
千恵だけでなく映画に出ている人物は皆、神経を研ぎ澄ましてやらなくてはならない細かい仕事をしているのに、考えていることは大らかで豊かだなと感じました。それが皆の人間的な魅力につながっているんだなと思います。

小林 薫/こばやし・かおる

荒木 公平/あらき・こうへい

写真:荒木 公平/小林 薫

1951年、京都府生まれ。77年『はなれ瞽女おりん』(篠田正浩監督)で映画デビュー。『それから』(85/森田芳光監督)で日本アカデミー賞やキネマ旬報賞などの最優秀助演男優賞、『秘密』(99/滝田洋二郎監督)で日本アカデミー賞優秀主演男優賞、『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』(07 /松岡錠司監督)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。公開待機作に『旅立ちの島唄~十五の春~』(13/吉田康弘監督)、『夏の終り』(13/熊切和嘉監督)など。

コメント:
バラエティに富んだキャスティングで、それはスリリングな現場でした。映画は知っている様で知らない辞書編集部って世界、実際、辞書なんてどうやって出来るのか知らなかったわけですから、恐ろしく地味で長い時間の掛かる作業なんです。そこに光を当てて、そういう世界だから新鮮で、人が気付きにくいところも自分だけが気付いていて、どんな世界にも面白いものってあるんだなあって思うんじゃないでしょうか。そこがやっぱりこの映画の「味噌」ですね。

加藤 剛/かとう・ごう

松本先生/まつもとせんせい

写真:松本先生/加藤 剛

1938年、静岡県出身。「人間の条件」(62/TBS)でデビュー。以来、舞台・映画・ドラマを中心に活躍。「大岡越前」(70-99/TBS)では、足掛け約30年にわたり大岡忠相を熱演した。その他の主な出演作に、映画『忍ぶ川』(72/熊井啓監督)、『砂の器』(74/野村芳太郎監督)、『この子を残して』(83/木下惠介監督)。ドラマでは「剣客商売」(73/CX)、大河ドラマ『風と雲と虹と』(76/NHK)や「獅子の時代」(80/NHK)、「坂の上の雲」(09-11/NHK)などがある。

コメント:
情熱というか、執念というか。松本の一生を辞書作りに傾けた生き方というのは、簡単に真似はできませんが、憧れますね。
この作品に関わったことで、「言葉」というものに新たな親しみ、興味が出ました。「言葉」の意味を知りたいということは、他人への繋がりを欲しているということ。人と繋がると、人との輪が生まれるでしょう。そこが、人の幸せに通ずることだと思いました。そういったことを、観た人に少しでも感じて頂ければと思います。

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